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2016-08-15 (Mon) 07:33

終戦の日

 8月15日。今日は終戦の日です。戦闘員であると非戦闘員であるとを問わず、また日本人であるとそでないないとを問わず尊い犠牲になられた多くの御霊に祈りを捧げたいと思います。

 戦後70年が過ぎ、戦争の語り部たちも多くが喪われ、また我が国を巡る情勢も随分きな臭くなってきましたが、改めて平和の尊さを噛みしめたいと思います。

 世論に押される形(その世論を誘導したのは誰かという問題はあります)でずるずると泥沼にはまり込んでいった当時の指導者たち。当時のアメリカと日本の国力はGDP比で12対1。普通に考えれば勝てるはずのない戦いに、多分賢かったであろう当時の指導者たちはなぜ突き進んでしまったのか。

 一定のポイントを超えると世論は暴走を始める。それはフランス革命時の「サン・キュロットの暴走」やナチスドイツを熱狂的に支持したドイツ国民など数多の例があります。

 そうなる前にどうして止めることができなかったのか。賢い人たちが…。

 第1次、第2次の二つの世界対戦を通して、ドイツは国土の3分の1(アルザス・ロレーヌ地方やズデーデン地方や旧プロイセン領の多く等)を失い、しかも被占領地から引き上げるときに多くの人名を失っています。もちろんドイツが行ったことはもっとひどいです。高くついて誰も得をしない。戦争に参加しない国以外は。そういうものです。

 私の親戚に満州からの引き揚げ者がいますが、引き揚げてくるときに中国人の農家の人に「兵隊が来たら危ないから。」とかくまってもらったという話を子どもの頃何度も聞かされました。私の親戚に限らずそのような話はいくつも聞きます。

 今のかの国との関係を考えると信じられないようなことですが本当です。

 甘いといえば甘いのでしょうが人の善意を信じられるって良いですね。どうぞいつまでも平和が続きますように。

2016-08-16

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