2017-12-05 (Tue)
12:46
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「枯木寒巌により、三冬に暖気なし」
枯れ木が凍てついた巌(いわお)に寄り添うように、三冬(初冬、仲冬、晩冬、つまり冬の間じゅう)に暖気がまったくないように
そのような枯淡の境地、あるいはそのような冷徹な心を示す言葉ですが、この言葉にはこのようないわれがあります。
昔ある老婆が仏道の修行中の若者をこの人は将来見込みのある人物だと見込んで何くれとなく面倒をみます。
若者は期待通りその後たゆまず精進を続けました。
さて修行も20年に達したある日、老婆は娘に因果を含めてこの修行僧を誘惑させ、修行の具合を試します。
するとこの僧は「枯木寒巌により、三冬に暖気なし」といって娘の誘惑を断ち切ります。
それを聞いた老婆は「見損なったぞ。自分がここまで目をかけて世話をしてきたものがこの程度の男であったとは」といって激怒し、修行僧を追い出してしまいます。
わけのわからない話ですが、私はこの話は好きです。
修行僧としては立派なのかもしれませんが人間としてはいかがなものか。でも追い出さなくてもいいのに。
さて、今日はそのような冬の一日です。これからもっと寒くなります。巷ではインフルエンザも流行ってきているようなので気をつけてください。うがい、手洗い、あと何だったっけ。
なわとびをしてます。
寝ています
年少組さんです。文字を覚えると世界が広がります。公正を期するためにいっておきますが、失う世界もあります。
英語です。言葉の世界を広げています。
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