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2019-07-24 (Wed) 14:16

18時以降も学校は保護者などの電話に対応すべきか?

 大阪市の小中学校は18時以降は原則として電話対応はしないことになっています。この電話対応は教員の過負担の原因の一つになっています。一度電話に出ると、30分、1時間、場合によっては2時間対応せざるを得ないことが少なくないからですね。私の知り合いで小学校の管理職をしている人も、夜9時まで電話応対や校内あるいは校外のトラブル等の処理に追われ、9時からやっと家庭訪問に行けるということを言っていました。行ったら行ったで「なんでこんな時間に来たんや。迷惑や。」といわれることもあるそうです。全ての学校がそうだというわけではないのでしょうが、滅私奉公型の日本の教育現場ではよくみられることです。
 「金八先生」もそれ以前の「青春とはなんだ」シリーズもそうですね。日本だけではありません。アメリカ映画の「いつも心に太陽を」でも、わが身を犠牲にして尽くす教師を感動とともに描きやすいものです。
 若槻千夏さんのそのことに対するコメントが物議をかもしているようです。
 「6時を過ぎて子どもが帰ってこなかったらどこに相談するんですか」
 ある意味ではもっともなことです。保護者の最後のよりどころは学校であって、一般的には警察ではありません。警察は最後の最後の手段です。保護者の気持ちもよくわかりますね。学校は「学校」であってほしいという保護者の思いあるいは観念と教師だって人間だという考えは衝突を起こしますね。
 今は教師の過労に対する理解と働き方改革が叫ばれていますのでどちらかというと学校側に同情的ですがしばらく前だったら全然違ったでしょうね。
 幼稚園と小学校とは違いますので同一には論じられません。子どもがどこか親の知らないところに行って6時になっても帰ってこなければ、そもそもそこまで放置した親の虐待になってしまいます。
 当園では午後5時30分以降は電話に出ないことにしています。不都合なこともあるでしょうが、そのことで文句を言われたことは今のところあまりありません。

 さて、やっと梅雨が明けました。子どもの季節です。まずは火照った体を水で冷やします。
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2019-07-24

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