fc2ブログ
Top Page › 未分類 › 運動会は明日に延期です
2019-10-13 (Sun) 07:07

運動会は明日に延期です

 昨日運動会順延のお知らせをアップしましたがたくさんの拍手がついていました。  何で?
 「わかりました」という意味ですね。ありがとうございます。こんなに理解のある保護者の皆様に来ていただいて幸せです。
 決断することが管理職の仕事ですが、正直決断が苦手なタイプで最後の最後まで、あるいは決断した後でもどうしようか、これで良かったのかと悩みます。
 今朝小学校まで行ってきましたが微妙です。ところどころ水たまりはありましたができたかもしれません。微妙です。
 明日も微妙なお天気です。最近の天気予報は正確であまりはずれません。昔ならあえて天気予報の逆張りをして「天気予報はあまりあてにならないから」と言えましたが、そういう言い方はできにくくなっています。だから余計に微妙です。

 閑話です。
 軍事における防御の方法として「縦深防御」というものがあります。歴史は古く近代になってできたものではありませんが、合理的で近代的な方法です。縦深防御ではまず薄く前線を敷き奥に行くほど防御が強くなります。攻撃側はやすやすと前線を突破できますが次第に進度は鈍り気が付いた時には周囲を敵に取り囲まれることになります。
 これに対応する手段として第2次大戦中にナチス・ドイツ軍が行った「電撃作戦」があります。ある一点に大量の機械化部隊、航空機、火器を投入して縦深を突破するとその余勢をかって更に奥深くまで侵攻するというものです。
 この欠点は兵站(補給路)が伸び切ってしまうところにありますが、心理的効果は抜群で事実ドイツ軍はやすやすとパリに侵攻し占領しました。
 もう一つ第2次大戦初期にドイツ軍によって壊滅的な被害を受けたソ連軍が中期から後期にかけて行った「作戦術」というものがあります。これは縦深への連続的な攻撃を特徴として、必ずしも個々の戦闘での勝利を目的としたものではありません。この戦術によって、また冬将軍に助けられながら反転攻勢をかけたソ連軍はベルリンまで侵攻し、ヒトラーを自殺に追い込むこととなります。それが連合軍勝利のターニングポイントだったともいわれます。
 どちらも今のハイテク戦、ゲリラ戦にそのまま応用できるものではありませんが、少なくともこの時点では「作戦術」に分があったように思います。
 今の世界は一気に片を付けようとする傾向が強く、それが様々な軋轢のもとになっているようにも思います。
 プロイセン・ドイツ鉄血宰相ビスマルクに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。実際にその通りに言ったわけではありませんが、だいたいそのような趣旨の言葉を言っています。
 私は賢者ではありませんが判断に迷ったときは歴史に学ぶようにしています。もっとも天気は歴史とは関係ありません。


2019-10-13

Comments







非公開コメント