2019-12-25 (Wed)
08:02
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先日の子どもの体力の低下に続いてショッキングなニュースです。
今年の出生数は86万人台に激減する予想です。
「幼児教育保育の無償化」が始まったにも関わらずです。いきなり出鼻をくじかれたような形です。
今年10月から「幼児教育保育の無償化」が始まりましたがおおむね好意的に受け取られているようです。ただ気がかりなのは保育の無償化が女性の社会進出に偏りすぎているのではないかという点です。女性の社会進出は大切なことなので否定はしませんが今のままでは子どもが置き去りにされてしまいます。
欧米では日本よりもはるかに女性が社会に進出していますが大きく異なるのは、日本では長時間労働と長時間保育を前提にしているところです。これは子どもにとって過酷な環境です。子どもを作ろうという意欲をなくすのも当然と言えます。
公園もどんどん子どもが遊びにくくなっています。それなのに園庭のない保育施設は急増しています。
文科省が鳴り物入りで始めた大学入試改革も頓挫しました。入試改革を前提として始まった幼稚園から高校につながる教育改革も後戻りする可能性があります。もともとこの改革には距離を置いていたので私は構いませんが。
教員同士のいじめや教員によるわいせつ行為が過去最多など、信じられないニュースも飛び込んできます。
このままではちゃんとした先生や子どもが押しつぶされていきます。
そろそろ根本的な問題を放置したままではない本気の少子化対策が必要なのではないでしょうか。
↻2019-12-26