2020-02-20 (Thu)
10:10
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韓国の2018年の出生率がついに1を割り込んで0.98になったそうです。
韓国は日本より先に幼児教育だけではなく保育も無償化しました。ところが出生率は下がり続け、とうとう1を割り込む事態になりました。日本でも昨年10月から無償化に保育の無償化まで加わって、これでは少子化に拍車をかけるだけではないかと思いましたが、私の予測通りだったのか、あるいは他の要因があるのか、悪い前例を作ってしまいました。
幼児教育の無償化は世界的な潮流で、日本はむしろ遅れていましたからそれは良いことだと思いますが、保育の無償化には注意が必要です。
単純に既婚女性を労働市場に誘導するだけでは女性の負担が増えるだけで、これでは子どもを作ろうという気持ちにならないことは明白です。子どもを産んでも負担があまり増えないように長時間労働から解放する施策が先に必要です。長時間労働・長時間保育は女性にとって過酷なだけではなく子どもにとってもまた過酷です。「愛着障がい」という言葉がよく聞かれるようになりました。障害とまではいかなくても愛着になにかしらの困難を抱えているこどもは着実に増え続けています。
保育の無償化は理念として反対はしませんが、その前にやるべきことがあったのではないかという気がしてなりません。
ちなみに日本の2018年度の出生率は1.42ですが、その数字以上に少子化は進行していて、ついこの間出生数が100万人を割り込んだと思ったら今は91万人台。まさにつるべ落としです。
今からでも保育の無償化はやめて他のことにまわした方が方が良いと思いますが、こんなことを言ったら叱られるかな?
今日は避難訓練を行いました。今日は火事からの避難です。押さない。走らない。しゃべらない。戻らない。「おはしも」のお約束を覚えてちゃんと実行できているかな?
もうすぐドッジボール大会なので、今はドッジボールが流行っています。
↻2020-02-20