2014-07-01 (Tue)
16:48
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今日は年中組さんが色水遊びを楽しみました。
いろんな色の水に布を染めたり、色を混ぜたりして楽しみました。園庭に虹の花が咲いたようです。(などと文学的に…)
ところで虹は7色といいますが実際は光の波長の長短でグラデーションを描きますので7色ではありません。実際に虹の色を表す言葉が4つしかないところもあります。でも7色といわれると7色に見えます。同じように色を表す言葉が4つしかないところでは4色に見えるのだそうです。子どもに教えるときも虹は7色だよと教えれば7色で描きますが、実際に納得して7色を使っているかといえば疑問なところがあります。大人がいうからそうなのだろうと大人の世界に自分を合わせていく、それが成長することの一つの側面ではあります。音も同じですね。自然界の音には無限のバリエーションがあり、人が発する言葉(音韻という意味で使っています)も同じ「あ」という言葉でも人それぞれ発音に違いがあります。方言などが絡むとなおのことです。その中から私たちは選択的に「あ」という言葉を聞き取ります。でもその代わりに聞き取れなくなってしまう言葉もたくさんあります。RとLの聞き取りなんかは典型的ですね。絵画の世界でも同じことで成長するにともなってバリエーションに富んだ色の世界は徐々に失われていきます。子どもの絵には大人がわざと下手に描いた絵とは異なる力強さがあるのはそのためでもあります。だから、成長するということは何の力ももたない幼児が力を獲得するだけの過程ではなく、元々もっている力を失っていく過程でもあります。
幼児期にしかない力を大切にしながら次の成長につなげていく。幼児期はそういう意味でも大切な時期です。
これからの過程で何を獲得し何を失っていくのかという視点で子どもの成長をみると何かちがうものが見えるかもしれませんね。





色水よりも帽子の色のとりあわせの方がキレイ。





明日は七夕祭りです。
いろんな色の水に布を染めたり、色を混ぜたりして楽しみました。園庭に虹の花が咲いたようです。(などと文学的に…)
ところで虹は7色といいますが実際は光の波長の長短でグラデーションを描きますので7色ではありません。実際に虹の色を表す言葉が4つしかないところもあります。でも7色といわれると7色に見えます。同じように色を表す言葉が4つしかないところでは4色に見えるのだそうです。子どもに教えるときも虹は7色だよと教えれば7色で描きますが、実際に納得して7色を使っているかといえば疑問なところがあります。大人がいうからそうなのだろうと大人の世界に自分を合わせていく、それが成長することの一つの側面ではあります。音も同じですね。自然界の音には無限のバリエーションがあり、人が発する言葉(音韻という意味で使っています)も同じ「あ」という言葉でも人それぞれ発音に違いがあります。方言などが絡むとなおのことです。その中から私たちは選択的に「あ」という言葉を聞き取ります。でもその代わりに聞き取れなくなってしまう言葉もたくさんあります。RとLの聞き取りなんかは典型的ですね。絵画の世界でも同じことで成長するにともなってバリエーションに富んだ色の世界は徐々に失われていきます。子どもの絵には大人がわざと下手に描いた絵とは異なる力強さがあるのはそのためでもあります。だから、成長するということは何の力ももたない幼児が力を獲得するだけの過程ではなく、元々もっている力を失っていく過程でもあります。
幼児期にしかない力を大切にしながら次の成長につなげていく。幼児期はそういう意味でも大切な時期です。
これからの過程で何を獲得し何を失っていくのかという視点で子どもの成長をみると何かちがうものが見えるかもしれませんね。





色水よりも帽子の色のとりあわせの方がキレイ。





明日は七夕祭りです。
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