2015-01-02 (Fri)
08:01
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今年もたくさんの年賀状が届きました。


昨日の雪で園庭が雪景色になりました。滅多に見られない光景なのでよかったら待ち受け画面にでも…。


年が明けてもうすぐ3学期の始業式です。園庭で子どもたちが遊び回る日を楽しみに待っております。子どもたちが元気に遊び回る姿が消えた世界は不気味な世界です。そうならないように願いたいものです。
さて、トマ・ピケティの『21世紀の資本』によりますと1776年のアメリカ独立宣言のころ、アメリカ合衆国の人口は約300万人だったそうです。それが今は3億人を超えています。わずか200年あまりの間に人口が100倍に増えたことになります。このような社会では才覚さえあれば、あくまでも才覚があればの話ですが、アメリカンドリームを実現するのは今よりも遥かにたやすかったのでしょう。
ちなみに同じ頃の日本の人口は3000万ほど、現在はその約4倍になっています。同じくイギリスの人口は1100万ほど、現在はその約6倍、ドイツは30年戦争の影響で国が分かれていて単純な比較はできませんが、最有力国のプロイセンに限っていうと人口540万ほど、現在は約8000万です。フランスの人口は2500万ほどで1810年、ナポレオン戦争のころは3000万ほどなっていました。押しも押されもせぬ人口大国だったのですね。現在はその2倍強です。その後起こったことを考えると人口問題で得心がいく部分があります。日本はこのところ人口減少問題で困難を抱えていますが、人口が増加しないのは先進国共通の傾向なのでしかたがないとしても、減少だけはなんとかくい止めなければならない(私の力ではどうにもならないので、どうにかくい止めてほしい)と思います。
『21世紀の資本』は眠いときにちょうど都合がよさそうな分厚い本なので読み切れるか心配しましたがなんとか読み切りました。ついでにその中にでてきたバルザックの『ゴリオじいさん』(ゴリラみたいなおじいさんではありません)を読み切り、いま同じくバルザックの『谷間の百合』をよんでいます。
↻2015-01-03