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2015-05-12 (Tue) 14:57

今日の保育とめげない心(レジリエンス)

 年少組さんの英語のレッスンです。「レッスン」と聞いて「ラッスンやて。」と大喜びしていました。正直何が面白いのかよくわかりません。 
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 オーバーアクションです。 
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 上手にお話しが聞けるようになってきました。
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 大盛り上がりですが何が面白いんでしょうね。英語の先生もわからないといっていました。
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 体育は今日は雨なので中でゴロンゴロン。
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 マシュマロテストは発達心理学上の有名な実験ですのでご存じの方も結構いらっしゃるのではないかと思いますが、ご存じない方のために(ごめんなさいね、上からで)少し説明します。
 マシュマロテストというのは米国のスタンフォード大学で行われた実験で、4才児を対象にテーブルに(正しくはテーブルの上の皿に)マシュマロを一個乗せておき「この皿のマシュマロは食べても良いけど私(実験者)が帰ってくるまで我慢できたらご褒美にもう一個あげます。」といって実験室を去ります。15分後に実験者が帰ってくるまで食べずに我慢できた子と我慢できなかった子とではその後の育ちに大きな差があったというものです。実験の様子はインターネットでも見られますので興味があったら見て下さい。
 自制心や将来の大きな果実のために目の前の小さな利益を捨てる先を見通す力はこの時期に大きく育ちますがもちろんほおっておいて育つわけではありません。また押さえつけて育つほど単純なものでもありません。
 だから幼児期にどのように育つかは大切なのですが、もう一つこんな話があります。
 ユナボマーとよばれる恐るべき犯罪者がいました。ユナはユニバーシティー(つまり大学)・アンド・エアポート(空港)の略でボマーは爆弾男。全米の大学や空港に郵便爆弾を送りつけたくさんの死傷者をだした爆弾殺人鬼です。ところがこの男は結構賢い男(もちろんこの時点では男か女かはわかっていません)で一切証拠を残していません。なのでFBI史上最長の捜査日数を要するというFBIにとっては不名誉な記録を残しています。
 後に逮捕されたこの犯人は片田舎で世捨て人のような生活を送っている老人でしたが、驚くのはこの男の経歴です。
 この男は少年時代は神童(英語で神童は何というのか知りませんが)とよばれ16才でかのハーバード大学に入学した正に天才です。しかし「十で天才十五で秀才、二十過ぎたらただの人」という言葉がありますが、卒業後の人生がぱっとせず、職業を転々とした後片田舎に流れ着き、世捨て人人生を送ることになります。その間に社会や彼をないがしろにした(と彼が思っている)大学に対する不満を募らせていったのでしょうね。おまけに子どもの頃苦労らしい苦労をしていないので苦労に対する耐性がない。世の中には東大なんかを出たりなんかした人でなんでこんな馬鹿なことをするんだろうということをやってしまう人がいますが、壁を乗り越えなかった人や乗り越えるべき壁がなかった人はその育ちに困難を抱えることがあるようです。 
2015-05-12

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