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2015-06-26 (Fri) 17:54

今日の保育

 昨日とはうって変わって肌寒いくらいのお天気です。先生たちに「寒くない?」とたずねましたが「寒くありません。」という返事が返ってきました。年のせいか。残念!

 その昔。中国何千年だかの歴史の多分それよりも前。「殷(商)」の前に「夏」だかの国があったか無かったか、その前に帝尭(ていぎょう)、帝舜(ていしゅん)、帝禹(ていう)という名君の時代があったのだそうです。その帝尭(今なら尭帝というところですがその昔の中国では語順が逆だったのですね)の時代。帝尭はとても素晴らしい政(まつりごと)を行い、国はそれはそれはよくおさまっていたのですが、治世50年になろうとする頃、自分の政治に対する不満や批判がまったく聞こえなくなってきました。さすが名君ですね。これは良くない兆候に違いない、恐怖で自分に対する批判を言えなくなっているか、言っても無駄だとあきらめているかに違いないと考えたんですね。
 そこで粗末な服に身をやつして市中視察に出かけたんですね。ところが市中では自分を褒めそやす歌が聞こえてくるばかり。これはまずい。これではどこかの将軍様ではないかと考えたのか考えなかったのか、いよいよ不安になってきました。
 不安を抱えたまましばらく歩いていると太鼓腹(鼓腹)の老人が太鼓腹を叩きながら撃壌というコマを相手のコマに当てるベーゴマのような遊びをしながらこう歌っているんですね。
 「のどが渇いたら井戸を掘って水を飲む。腹が減ったら食べる。帝の政治なんか俺たちには何の関係もないね。」
 これを聞いて帝尭は初めて安心したという話です。これを「鼓腹撃壌(こふくげきじょう)」と言います。政治に関心を持つなという意味ではありません。指導者はいるかいないわからないくらいが平和で上手くおさまるという話です。うちの園は鼓腹撃壌です。園長がいるかいないかわからないという点においてです。

 今日の園庭は昨日とはうって変わってこんな感じです。
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 年中さんは今日の体育はプールの予定でしたがこの天気なので小ホールで組み体操の練習です。一生懸命踏ん張っているので歯を食いしばっている子と口が開いてしまっている子がいます。「やー」とかけ声をかけると一瞬力が出ますが長続きしません。当たり前ですけど。やがてこの努力が実を結ぶと信じています。
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 年少さんはアオムシの絵を描きました。上手に描けたので見せてくれました。
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 もうすぐ七夕祭りです。短冊に書いたみんなの願いが叶うと良いですね。短冊の願い事にはお母さんの願いもあるようです。
2015-06-26

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