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2016-05-31 (Tue) 13:53

年少組廃材遊び

 砂場はほとんどの幼稚園、保育所、小学校にもあるありふれたものですが、その起源はそれほど古いものではありません。現に明治期の日本の幼稚園にはなかったようです。

 歴史的な起源についてははっきりしないところもありますが、アメリカにおいてスラムの出身で苦学して医師になった女性の「小さい頃、人形もおもちゃも何にもなかったけれど、スラムの外れの砂置き場で遊んだことがどれほど楽しかったか、そしてその記憶が苦しかった頃の自分をどれほど支えてきたか。スラムに砂場を作ろう。」という運動が端緒になったといわれています。

 砂場の砂はそれ自体は何ものも表現しませんし、それ自体には何の目的性もありませんが子どもたちの人気の遊び場です。砂場だけではなく、例えば古タイヤなど本来は不要のもので目的性を持たないものが子どもたちにとっては人気の遊び道具であったりします。

 廃材もそうですが、無用なものから何かを作り上げることが子どもたちの好奇心をかき立てます。今日は年少組さんが廃材遊びをしました。色んなものに見立てたり、あるいは何かわからないものだったりしますが、子どもたちにはかなり楽しい遊びです。他の子のものを見ながら作ると余計に創造力がかき立てられます。


 ティッシュペーパーの箱はカメラです。双眼鏡でのぞいている子もいます。まるでアイドルのように子どもたちに写真をとられました。現像ができたらちょうだいといっておきましたが、その表現が古いことにあとで気がつきました。

DSC03282.jpg


 作ったものを持って帰ります。こんな素晴らしいものを作りましたので「何それ?」などと身も蓋もないことはおっしゃらずに是非誉めてあげて下さい。

DSC03284.jpg


2016-05-31

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